吉田商店枕工場

よくあるご質問

そば枕に関するご質問

そば枕にはどうして虫がつくのですか?

そば枕の中材には「そば殻」を使用しています。
その「そば殻」は穀物の殻ですので澱粉が付着しています。虫はこの澱粉を餌にして枕に集まってきます。

その虫はどんな虫ですか?

そば殻に付着する虫は一般的にチャタテムシ類やコクゾウムシが多い様です。

チャタテムシ類は体調1mm程度の小さな虫で、20日程で成虫になり寿命は160日以上とされています。
また、雄がなく繁殖率が高いのも特徴です。生息は畳の下や古紙など、室内環境で広範囲に生息しているようです。
そば殻にだけではなく、湿気の多い場所に好んで生息しています。

コクゾウムシは体調3mm程で、幼虫は穀紛で発育できず、卵〜成虫まで約1ヶ月を要し、成虫の寿命は100〜200日程度とされています。
また、屋内で発生するものは一定の温度に保たれていることが多いため1年中見られます。
25℃の温度条件で産卵されてから羽化まで約1カ月を要し、1匹の雌が一生に産む卵は200個以上とされています。
主に米・麦などの穀物に生息します。

チャタテムシ類やコクゾウムシも人を刺したり、噛んだりすることはなく、人体には害がないとされています。

枕メーカーはどの様に対応しているのですか?

枕メーカーは殺虫に対して万全を期しています。弊社(株式会社吉田商店枕工場)では、ヒートエアー方式を採用し、そば殻を約150℃の熱炉に15分程放置し、殺卵・殺虫しています。

ではどうして虫がつくのでしょうか?次の二つの原因が考えられます。

まず、一つめは熱炉に15分程放置しても、殺卵・殺虫し切れなかった場合です。
次に、そば枕を製造後の流通経路、またはご購入後に虫がつくことがあります。
虫は湿気の多い場所を好みますので、押し入れなどの長期間の保管はお避け下さい。